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2025年12月14日 |
Facebook 「特殊伐倒作業を行いました!」更新しました |
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2025年12月9日 |
Facebook 「里山保全活動を行いました!」更新しました |
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2025年11月22日 |
Facebook 「松枯病対策作業を行いました!」更新しました |
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2025年11月16日 |
Facebook 「【認定】ふるさとの道 サポーター」更新しました |
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2025年11月4日
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Facebook 「枯れ松の伐倒、運搬、焼却作業を実施しました!」更新しました
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2025年10月24日
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Facebook 「ヤクタネゴヨウの保全活動について」更新しました
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2025年10月13日
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Facebook「先日のドコモ授与式の様子」更新しました
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2025年10月11日
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Facebook「私たちのアクション」更新しました
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2025年10月7日 |
Facebook「ネイチャーポジティブって、な〜に!?」更新しました |
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本会は「100年先を考えて、森をデザインする」をビジョンに、絶滅危惧種に指定されているヤクタネゴヨウ、木性シダ類のヘゴ(ヘゴ科全般は、ワシントン条約付属書IIに掲載)等が自生する鹿児島県の離島「種子島」の里山を活動拠点としています。
特に、ヤクタネゴヨウの採種、育苗、植林を通じた「種・遺伝子」の保全により、里山(森)の豊かな土壌を育み、その土壌が川を通じて海へ流れることで豊かな海を育む「生態系全体の多様性」復活を目指しています。これにより、かつて自然と共生していた人の暮らしを現代に蘇らせることを使命に、以下4つを活動指針としています。
(1)ネイチャーポジティブ(自然再興)
(2)グリーンツーリズム等によるワイズユース
- 「人・地域・生態系」の持続的な利用
(3)自然恵沢の享受による人間との共生
(4)次世代のための環境教育、自然回復事業
そのため、本会が目指すのは、多様な生物相を保全・取り戻すために「100年先を考えて、森をデザイン」すること。具体的には豊かな森を作るためにヤクタネゴヨウやマツの植林活動、日当たりを良くするための下草払いや倒木等のメンテナンスを行い、かつて里山と人間が共存し、豊かな生態系が保たれていた山の状態へ戻してゆきます。
それと同時に、豊かな森(里山)を育むことで豊かな土壌を育み、豊かな土壌が川伝いに海へ流れ、豊かな海を育むよう、「国上太田地域一体」のネイチャーポジティブ(自然再興)を目指して活動しております。
かつて、日本全国に点在していた「ヤクタネゴヨウ」。過度の木材伐採など、人間活動によって個体数が減少し、現在世界中で種子島・屋久島のみに存在しています。
私たちはこのヤクタネゴヨウに焦点をあて、その採種や育苗、植樹活動を通じて「種」「遺伝子」の多様性を守ってゆきます。また同時に、ヤクタネゴヨウが生息できる森の環境を保全することで、里山の生態系回復に取り組んでいます。
古来より、豊かな里山では食料や資材、燃料が調達でき、里山の河口には藻場が形成されることで魚介類が収穫できるなど、里山の管理により自然の恩恵を受け、人間の生活は豊かになってきました。
近代化により失われてしまった、自然の恵みを享受した生活・生業を営む「里山と人間の共存」を目指しています。
私たちの活動拠点である西之表市国上太田地域の里山には、ヤクタネゴヨウや40種類のシダ類植物、その他276種の植物が自生しています。この里山の保全管理は代々、静岡からの移住者一族が地域住民とともに行なってきました。しかし、彼らの高齢化・後継者不足により、保全管理の継続が困難となったため、本会への委託により継続しています。現在、合計19名(会員11名、ボランティア8名)により運営しています。
(1)ヤクタネゴヨウの「育苗」「採種」「植樹活動」
(2)里山の間伐、下草払い等「森のメンテナンス」
(3)病害木の伐倒・除去による「松枯病対策」
(4)地域・行政と連携した「国上太田へご自生群落運営協議会」での活動
(5)地元の小学生・高校生、本会会員を対象とした森林・林業学習会
(6)グリーンツーリズムの開催
松枯病対策として、マツが多い「わかさ公園」、ヤクタネゴヨウ自生地「大野林道」など、
年間約400本の松枯木を伐倒除去する作業を実施しています。
1回の作業参加者は約3〜9名であり、さらに幅広い年齢層からの参加と受け入れ体制の整備、
及びチェーンソーなど機材調達と作業安全講習会の開催が必要であります。
2024年10月、地域・民間・行政が一体となって里山保全を推進する「国上太田へご自生群落運営協議会」が設立されました。
会員構成:山主の一族、国上地域 校区長、国上地域寺之門集落長、種子島観光協会、
西之表市経済観光課・地域支援課・社会教育課文化財係、種子島伊関農泊推進協議会、当会など。
島外の高校生や観光客を対象とした「ワイズユースによるグリーンツーリズム」の開催や、
旅行会社と提携したツアーを年間4〜5回実施しています(合計約450名)。
当会の専門的なガイド3名がご来島の方々へ
里山保全や自然との共生、種子島の歴史と文化についてご案内しております。
高所作業車を使った特殊伐採作業を実施。
西之表市 古田 プランタン 敷地内。
屋敷の屋根にかかっている
山桜とマテの木の枝2本を枝打ちし、運び出す。
ブロアーにて清掃まで実施しました。
わかさ公園県道法面。
病害木伐倒除去作業、5本。
目視で枯れ松を発見し、病原体飛散を防止するため、
伐倒し除去。切り倒した樹を枝払いし、丸太切り。
嘉永山公園。
病害木伐倒除去作業、8本。
作業前の朝礼風景。
今回の作業内容・安全面の確認を実施。
松枯病に侵されて枯れている松を
伐倒してゆきます。
「マツノザイセンチュウ」が成虫になる前に焼却処分が必要。
細い木は焼却処分、太い木は再資源化を実施。
作業前の朝礼風景。
今回の作業内容・安全面の確認を実施。
松枯病の原因である「マツノザイセンチュウ」が
成虫になる前に枯れ松を焼却する必要があります。
伐倒した枯れ松について、細い木は焼却処分、
太い木は再資源化のために窯元へ提供しました。
ドコモ市民活動団体助成事業 助成金の授与式。
KTS、南日本新聞社などメディアに取材していただきました。
贈呈書の授与。
気持ちが引き締まります。
里山の保全、人材の育成など、
いただいた助成金で取り組んでゆきます。
午前:看板づくり(木材カット〜ペンキ塗り)
行政、民間、地域が一体となっての作業。
統一感のある看板づくりをテーマに、
1つ1つ心を込めて描いてゆく。
午後:看板立て作業
いくつかのチームに分かれて、ヘゴの里山への目印を設置。
合計約3時間の勉強会。前半は「屋久島森林管理署」、
後半は「ヤクタネゴヨウ保全の会」が担当し、
森林教育活動を実施。
枯松病の原因である「マツノザイセンチュウ」が寄生した
マツノマダラカミキリムシの幼虫。
成虫となり、松から飛び立つ前に対処が必要。
「紙じゃなく、頭の中に書き残してください。」
ヤクタネゴヨウ保全の会 小山田一郎が熱く講演。
西之表市 国上大田ヘゴ自生群落運営協議会主催で
へご自生群落 林道の清掃作業を実施。
林道に落ちている大量の杉の葉を
ブロワーと熊手でかき集め、トラックに乗せて処分。
この地域に自生するへごや希少種を守るため、
雑木を払って日当たりをよくし、杉に絡みついたツタを除去。
それは、自然状態での更新が困難だからです。
現在、ヤクタネゴヨウは、自然の状態では生き延びる事が難しくなっています。
その主な理由は、屋久島と種子島に生育地が限られているうえに、
本数が少なくなって孤立状態になると、近親交配によって健康な種子が少なくなり、
発芽する力が弱くなる現象が起こるからです。
また、人間の活動による「自然環境の変化」も
その理由と考えられています。
(伐採、森林の開拓、乱獲、地球温暖化など)
さらに、普通のマツは1本につき数千~数万粒の種子ができますが、
ヤクタネゴヨウは数百~数千粒しかできません。
<参考資料>
手塚賢至(2002年)屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊(ヤッタネ!調査隊)発行 ヤクタネゴヨウ その種と文化
理由は3つです
(1)遺伝資源としての価値があるから
ヤクタネゴヨウは直径1〜2mの⼤径⽊にまで成⻑し、
特に種⼦島では古くから沿岸の交通や漁業⽤の丸⽊⾈の⽤材として利⽤されてきました。
ヤクタネゴヨウの丸⽊⾈は60〜70年の使⽤に耐えたといわれています。
現在の私たちのとっても貴重な資源です。
(2)種の多様性の維持するため
ヤクタネゴヨウは⽇本(種子島、屋久島)にしか分布していない固有種です。
絶滅すると地球上からすべて姿を消してしまいます。
種の多様性が減少すれば、
結局は私たち⼈間の⽣存基盤そのものが脅かされることになります。
(3)教育的価値があるから
種子島でヤクタネゴヨウは、小学校、中学校の校庭に植栽されており、
環境教育の教材として利用されています。
屋久島西部地域は、
ヤクタネゴヨウが世界自然遺産地域内の
森林生態系を構成する重要な一員であることを
観察できる貴重なフィールドとなっています。
<参考資料>
手塚賢至(2002年)屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊(ヤッタネ!調査隊)発行 ヤクタネゴヨウ その種と文化
・生物多様性とは?
全ての生き物・植物は互いにつながり合い、支え合って存在していること。
(さまざまな植物や動物が共生していること。)
・生物多様性の保全とは?
生物環境の保全を行うこと。
・「生物多様性条約」による生物多様性とは?
(1)森林や里山、海などの「生態系の多様性」
(2)動植物、微生物などの「種の多様性」
(3)動植物の色や形、気候に対する耐性など「遺伝子の多様性」
↓
つまり、ヤクタネゴヨウがなくなると・・・
◯ ヤクタネゴヨウの「種」がなくなる
◯ ヤクタネゴヨウが生息していた「森」が荒廃する
◯ ヤクタネゴヨウと共存していた「動植物」がいなくなる
そのため、絶滅危惧種ヤクタネゴヨウを守ることが
ヤクタネゴヨウが育つ「自然環境」「生態系全体」を
守ることへとつながるのです。
(4)多様性が失われる段階について
多様性が失われる時、希少生物がまず絶滅します。
特に、人間の活動による影響でこれが加速します。
主な原因は、森林の場合、人工伐採などです。
(木材、人間活用樹だけの植栽、畑地や住居家のためなど)。
種子島の森では過渡の木材伐採としてヤクタネゴヨウが伐採されたこと。
気候変化等でヤクタネゴヨウは世界で屋久島と種子島でだけに存在する
希少種・絶滅危惧種になってしまいました。
豊かで多様な植物相を保全するためには、
その象徴としての希少種をいかに保全するかがポイントとなります。
村人をはじめ、多くの市民が森に関心を寄せ、
大切に手入れを行い、豊かな生態系を守ることが必要。
これが生物多様性を保全することへつながるのです。
(5)ネイチャーポジティブって、な〜に!?
ネイチャーポジティブとは、世界的な社会目標です。
具体的には、
「2030年までに生物多様性の損失を止め、2050年までに自然を回復軌道に乗せる(反転させる)」ことを目指します。
これは、人間活動が自然に与えるネガティブな影響を抑制するだけでなく、
生態系を健全な状態に戻し、生物多様性の喪失に歯止めをかけ、
それを持続可能な形で回復させていくことを目指す概念です。
<参考文献>・環境省 ネイチャーポジティブとは?
https://policies.env.go.jp/nature/nature-positive/
(1)九州森林管理局HP ヤクタネゴヨウと保護管理の取り組み
(2)J-stage 論文 種子島木成国有林におけるマツ材線虫病で枯死したヤクタネゴヨウの伐倒駆除
(3)CiNii 論文 種子島木成国有林におけるマツ材線虫病で枯死したヤクタネゴヨウの伐倒駆除
(4)論文 屋久島の森林生態系と絶滅危惧種ヤクタネゴヨウの保全
【外部リンク】
https://www.nippon-soda.co.jp/nougyo/wp-content/uploads/2023/03/001_030.pdf
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 九州支所 森林生態系研究グループ 金谷 整一
屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊 手塚 賢至
(5)Agriknowledge 論文 絶滅危惧種ヤクタネゴヨウの保全と利用
| 団体名 | 一般社団法人ヤクタネゴヨウ保全の会 |
|---|---|
| 代表者役名・氏名 | 代表理事 山本 伸司 |
| 設立年月日 | 2016年7月25日法人化 以前の活動団体設立(未法人)2002年1月20日 |
| 団体の構成と員数 | 理事6名、監事2名、事務局1名、会員11名、非会員8名 |
| 連絡先 | 代表理事 山本 伸司 〒891-3221 鹿児島県西之表市伊関1115番地 Tel: 090-1437-6700 Email: yamamoto.nobu2@gmail.com |
| 設立目的 | 当法人は、絶滅危惧種に指定されているヤクタネゴヨウに対し、 保全活動に関する事業を行い、種子島の自然保護活動、啓蒙活動に寄与することを目的とする。 (1)ヤクタネゴヨウの調査、保全に関する活動 (2)ヤクタネゴヨウ及び松などに関する歴史及び文化などの価値の普及活動 (3)学校教育への寄与及び社会教育の推進を図る事業 (4)技術指導(営林・伐採・栽培・加工技術・品質・衛生管理等)に関する事業 (5)環境保全活動の普及並びに観光及び交流などの地域活性化事業 (6)公共事業事務代行に関する事業 (7)その他、前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業 |
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